GEには保険業務の統合ノウハウがなかったし、統合による収益ダウンのリスクが取れなかったというのが実情のようだ。
GEEジソン生命に投入された人材も保険ビジネスに精通していなかったということだろう。 Aリコ出身のスカウトのプロ、M崎晃弘営業本部リクルート開発部長は「リクルート分野でも統合し、スカウト制度を導入し、全社あげて新しいものをやっていこうということになり、「AIGとして、一緒の会社になったのだから、目指すところも一緒になるべきだ」(K岡社長)とし、企業文化融合へのチャレンジに踏み切った。
その前提として、事務所の仕切りも取り払い、職場のコミュニケーション、連携が取りやすくなった。 営業チャネルの統合に着手、フリーコールも統一した。
「AIGは営業の会社、販売の会社で、現場主義の会社だ。 垣根を取り払ったことで、ヨコ糸が通り、風通しは俄然、よくなった」(E畠東京エージェンシー総支社長)やく一体感が出てきた。
企業文化融合はあくまで緒についたばかりだ。 企業文化融合はK岡社長の「保険農耕論」を地道に浸透させていくしか方法はない。

留萌サテライトのS木紀子は「『保険農耕論』までいくのが私達の仕事だと思います。 そうしないと意味がないのだと思います。
たしかに締め切りが近くなると売りやすいものを次と売る人とかいますけど私はそうはしません」と、理屈ぬきでK岡理論を体現している。 北見営業所のN川は「まったく同感です。
K岡社長がそう思っていらっしゃるのであれば嬉しいです。 種をまいて、育てて実る、花が咲けば世話をして次の年も咲くようにメンテナンスをする。
ときには移植もして世話をするのが保険です。 とにかく手間はかかりますし、我慢とか忍耐とかも必要です。
いろいろな個性の人の信用をもらって、ご機嫌をよくしてもらって、虫がつかないように手入れも必要です。 まさに社長のおっしゃるとおりだと思います」という。
N川は「契約を長く継続させるという努力を評価してほしい。 『保険農耕論』であれば、なおのこと、保険会社は長く勤めてこそ価値があるはず」と報酬体系に改善の余地ありと指摘する。
Sゾン生命保険出身で、年度オールAIGEジソン生命の営業NO1のプロデューサー賞に輝いた銀座メガブランチのF本信之エグゼクティブ・ソリューションアドバイザーは「GE時代、保険会社なのに年金しか売っていない人がたくさんいました。

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